文化祭

さろんの文化祭
今度の9月11日で、さろんは3周年を迎えます。
毎年、9月のさろん哲学は、特別な会を催しているのですが、
今年は、名付けて「文化祭」 様々な趣向を凝らしたイベントを一度に配膳する、
欲張りな催しになりました。
さて、お気に召す一品が見つかるとよいのですが...

2013年9月21・22日(土・日)
9:00~21:30頃まで
国立オリンピック記念青少年総合センター(略称:オリセン)にて
※小田急線参宮橋駅、新宿・渋谷からバスもしくは徒歩 〔詳細



参加費

1日券/1500円 通し券/2500円 ※いずれも飲み物、お菓子付き  パーティ/1500円(9/22のみ)



9月21日のイベント

10:45~13:15
「6senses dialogue ~近くて遠い、わたしとあなた~」
ファシリテーター:井尻貴子さん(カフェ・フィロ) スペシャルサンクス:小黒信也さん(未来介護プロジェクト)
 わたしとあなたがコミュニケーションする時、そのあいだはどれくらい離れているのでしょうか。将来の介護実態を見据えて啓蒙活動をされている未来介護プロジェクトの小黒氏の協力のもと、感覚が遠のいた(老いた)体を体験しながら話し合ってみて、その距離を実感してみてください。(白内障体験ゴーグル、耳栓、錘、関節部の拘束具など使用)
身体的な衰えがコミュニケーションを不全にする、と聞いてピンときますか?相手がよく見えない、声が良く聞こえない、体が重い、今の自分と違う体が経験する世界で、わたしは何を考え、あなたとどうコミュニケーションするのでしょうか。この機会に是非体験してみてください。そこから得られる気付きを言葉で交わしてみましょう。
13:45~16:15
「人文カフェ@さろん」
進行:島内明文 さん(東京大学大学院医学系研究科特任助教/コミュニケーション・アゴラ主催) 芹澤(さろん)
 友人知人と交遊している時に「こんなことも知らないの!?」とおもったことはありませんか?「こんなこと」という自分の”常識”は相手も知っていて当然と考えるこの感覚。「これを知らない人とはちょっと一緒にいたくない」とエスカレートすることも。けれど、自分はなんでそれを「常識(≒前提)」と思っているのかを掘り下げることは稀でしょう。相手に求める”前提”とはいったいなんなのか。今回は戦後史を対象にしたながら、みなさんが無視できない「戦後の大事な常識」を挙げてもらいながら、それが”どうして・いかに”常識という前提になるのか、併せて考えてみます。
1945年以降現代にいたるまでの戦後史を概観しながら、「戦後史を批評する」という趣旨のテーマを設け、島内と芹澤でそれぞれ、《政治史》と《文学(文化)史》の側面から検討・報告を行います。また坂本龍一を(裏)テーマとして、80年代以降の日本社会の展開と坂本の動向を関連づけて考察を加えます。その後、みなさんで一緒に話しをしましょう。
16:30~18:30
「昼さろん ~死の島~」
進行:堀越(さろん)
 福永武彦著「死の島」について語り合う。「死の島」は1972年に日本文学大賞を受賞し、当時の文学界において評価が高かったにもかかわらず、一般的には現在に至るまであまり読まれていない不思議な作品である。このセッション当日の流れは、以下の通り。最初に進行より、作品が提起するテーマ、作品の構成、その特徴と個人見解を述べる。その後、参加者からも各論点に対する各自の自由な解釈、感想等を共有し合う。ゆったりと時間をかけて福永文学の最高峰かつ集大成とされる同作品を読み解くことで、その奥深さに少し触れてみたい。参照本は新潮文庫版(現在、絶版)を基本とするも、講談社文芸文庫版、全集版、全小説版、または単行版でも可とし、事前に読了することをお勧めする。
16:30~18:30
「『カタルタ』で、思いもよらない自分・他者に出会おう」
進行:おおむら(さろん)
 『カタルタ』=「語るためのカルタ」。『カタルタ』とは、トランプをベースに、「もし」「そもそも」「偶然にも」などの54種類のリンクワード(接続詞、副詞など)がプリントされたカード。そんなカタルタをめくりながら、いつもとは違った視点にたって、深い意識の自分・他者と交流してみよう。
19:15~19:45
「絵里子のこと」
進行:喫茶部(かね・くらち・ひさえ)
こんにちは。喫茶部は「さろん」でのつながりをきっかけに始めたおとな部活動です。喫茶店やカフェに集まって活動をしていて、みんなであるいは各自でいろいろな表現に挑戦してみることを楽しみとしています。今年は「絵里子(えりこ)」という架空の女性を部員5人で想像し、都内に実際にある喫茶店を舞台にした彼女の物語を、リレー小説でつむぐという活動をしています。文化祭では、これまでにつむいだ物語やそこから膨らんだイメージを展示しながら、活動についてみなさんに直接ご紹介できたらと思っています。期間中展示も行っています。
20:00~21:45
「Work-Life-Career ワークショップ」
進行:天住(JCDA認定CDA キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
 カードゲームと対話ワークを通じて、自分の『強み・やりたいこと』を考えてみるワークショップです。カードに書いてある約50の質問に答えることで、自分の『強み・やりたいこと』を考える試みです。さらに対話ワークを通じて、『強み・やりたいこと』を再発見したり、新たに発見できるかもしれません。仕事という意味のキャリア、仕事以外のキャリア、それらを包括した《あなたの生き方としてのキャリア》。様々な視点から、あなたの『強み・やりたいこと』を考えてみませんか? そして、参加者の方が自身の強みを活かしたり、やりたいことをやるための一歩を踏み出すキッカケを一緒に創りましょう^^



9月22日のイベント

9:00~12:00(8:30集合)
「もやもやさろーんず1」
進行:堀越(さろん)
 哲学ウォークを代々木公園の中で行う。哲学ウォークは、オランダのエラスムス哲学実践研究所のピーター・ハーテロー[Peter Harteloh Ph.D] 氏が提案した新しい対話手法で、概要は以下の通り。あらかじめ参加者ひとり一人が、哲学者の言葉(含:禅の公案など)をくじ引きのように引く。他の参加者には自分の言葉を見せないようにして、参加者全員で散策を始める。歩き始めたら「歩くか話すかどちらかだけ」というルールを守り、自分の言葉の中から一つの概念を抽出、その概念に最も合致すると思う場所を探す。その概念に合致する場所を見つけたら他の参加者に「ストップ」と声をかけ、他の参加者に対し、自分の言葉、抽出した概念、その場所がその概念に合致したと考えた理由、を説明する。その後、他の参加者は、説明した人に対して質問をするが、説明した人はそれらの質問には答えず、一番良いと思った質問を一つだけ挙げる。これが終わると、また全員で散策を再開し、上記を繰り返す。全員が説明し終わるか、散策が終了したら、部屋に戻り、散策を振り返る。参加者同士で一つの概念を抽出する思考過程を共有しながら、見てきた風景の心象と重ね合わせることで、それらの中に何らかの関連を見つけようと試みる。普段のさろんでは味わうことのできないもやもやの波状攻撃を受け留める思考の忍耐力とそれらを迎え撃つために今まで使ったことのない思考の筋力を使うはずである。
10:00~12:00
「♪うたさろん♪」
進行:やぎ林(さろん)
 ある言語の歌の歌詞をカタカナ表記したものを素材として、そこに何が唄われているのかを考える試みです。正解を探し当てる事にはこだわりません。自分なりの意味を創作するつもりでご参加下さい。でも、ただ当てずっぽうな解釈をするのではなく、与えられた情報に基づいて歌詞の意味を考えてみましょう。情報はほんの少ししかありません。歌詞そのものと、その歌についてのある事実だけです。その限られた情報の中で、何をとっかかりとしてどう考えを進めますか?飛躍したり立ち往生したりしながら、みんなで“わからなさ”の中を一歩一歩進んでゆきましょう。
12:30~13:45
「アートトーク」
話者:磨知香菜子氏(アトリエ・ベムスター元スタッフ)
 自身の秋の個展を前に、一足早く新作の抽象画を会場にて展示。作品に関して、そこに込めた意図や製作過程などを紹介していく。さらに、自身が店主を務めるカフェでの経験からカフェとアートの関わり等についても考えを披露する。期間中展示も行っています。
14:00~16:30
「からだ対話」
進行:大久保慎太郎 さん(演劇ワークショップファシリテーター )+セリンジャー
 哲学カフェの集まりでは、じっと座って黙々と考えたり、身振り手振りを交えて話したり、時々コーヒーに口をつけたりしていますよね。そういう何気ない時間の中で、からだはたくさんの情報を蓄積し、発信し、周りにいる人とコンタクトをとっていたりします。段はあまり意識していませんが、あたまに負けないくらい、実はからだもたくさんの活動をしているのです。今回は演劇ワークショップのメソッドを使いながら、からだからのアプローチで「対話」(?)をしてみます。からだを通して、ふりかえる?、立ちかえる?、生きかえる?、いろんなことをしてみましょう。
*激しい運動はしません。動きやすい格好でご参加ください。
16:45~18:45
「さろん哲学」
進行:野田
いつも通り哲学カフェを行います。テーマは「思い出と明日」です。記念例会にふさわしいものになるよう、スタッフ一同張り切っていますのでお楽しみに。



ご予約フォーム

●お名前 もしくはハンドルネーム(必須)
 

●メールアドレス (必須)
 

●参加する日を選んでください (必須、複数可)
  21日(土) 22日(日) パーティ(22日夜)

●ひとことどうぞ
 

 


※詳細は追ってこちらからご案内します。
お問い合わせ:salontetsugaku@gmail.com